かそけくそよげる風を追い

かそけく そよげる 風を追い 野原をずっと 走って行った 夜半の海へと 舟漕ぎだした 妖精達の 祭の手拍子 松明かかげ たたけよ太鼓 眠い目には銀の砂 砂のかけらに 煌めく湾は ひみつの入江を隠し持つ ゆめにいざなうその風は ただひそやかに呼吸する ひとときのみの安息や 夜が明け…

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連鎖

君が嬉しいと、僕も嬉しい 君が楽しいと、僕も楽しい 君が優しいと、僕も優しい 君がすがすがしいと、僕もすがすがしい 君が悲しいと、僕も悲しい 君が苦しいと、僕も苦しい 君が痛いと、僕も痛い、 君がつらいと、僕もつらい 君が憤ると、僕は悲しい 君が怒ると、僕は悲しい 君が恨むと、僕…

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あれから10年〜阪神大震災〜

十年の月日は過ぎて小春日の真青の空に上り行く雲 10年前の1月17日、私は信州の蓼科にいた。小さなぼろ家をもっており、そこに行っていたのだ。テレビもラジオもないそこは、日常の情報過多から逃れるのに格好の場所だ。 とはいえ、食料は必要だ。17日の午前中は、ちょうど茅野まで買出しに出…

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「ツナミ募金」草の根で拡大 スマトラ沖地震

スマトラ地震の「ツナミ募金」が草の根で拡大している。日本は政府の拠出が話題になって、民間の寄付にあまり脚光が当たらないが、本来この種のものは民間の寄付が基本だと思う。 税の還付が充実している諸外国では寄付がしやすい環境があるのだろう。日本もその辺りをもう少し考えても良い時期に来て…

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死を意識するということ 〜戦後60年、阪神淡路大震災10年、中越大地震、インド洋大津波に想う〜

戦後60年がたち、戦争を知らない人々が人口の大部分を占めるようになった。平和な日本では、普通に暮らしている限り、死を意識するということは、特に若年層では少なくなっていることであろう。 幸か不幸か、私は今までに死を意識したことが何度かある。最初は高2のとき、ケニヤでクーデター未遂が…

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