ノロウィルスにやられた

病床の窓仰ぎ見れば小春日の晴れ渡りたる空の深さや

ノロウィルスにやられた。17日の未明に突然胃痛と吐き気に襲われ、嘔吐が続いた。医者で吐き気止めを注射してもらって、ようやく薬が飲めるようになった。なんでも、突然くるのが特徴だそうだ。丸一日、ベッドの上に起き上がるのもつらいような状況だった。今は、熱と頭痛だけになってきた。なんでも、潜伏期間は12〜48時間、症状は嘔吐および下痢と、あまり高くない熱だ。比較的体力のない子供とか老人とかが嘔吐になり、大人は下痢のことが多いらしい。私は体力がないらしく、嘔吐だった。症状が出ているのは12〜60時間位。類似のウィルスにサポウイルスというのもある。効果のある抗ウィルス剤はなく、対症療法のみとなる。脱水が見られる場合は、輸液を行う。感染力はきわめて高く、毎年多くの感染者を出すが、死亡率は低い。ここのところ死亡例が取り上げられるが、これは院内感染という特殊事情によるものだろう。感染経路は、生カキなどの貝類を通じた食中毒が多いが、人から人へのエアロゾル感染もある。また、感染者が食品を取り扱ったことによる感染も多い。

ノロというのは、Norforkというアメリカの地名の最初の三文字に「の」を意味する「o」をつけて、後ろにvirusをつけた形。ちなみに、サポウィルスは、Sapporo の最初の三文字に同様の処理を施したものだ。

ベッドからうららかに晴れた空を見ていて一首できた。

病床の窓仰ぎ見れば小春日の晴れ渡りたる空の深さや

今は、一昨日の夜以来43時間ぶりくらいに食事を取っている。お粥ですけど…。

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