病床の窓仰ぎ見れば小春日の晴れ渡りたる空の深さや ノロウィルスにやられた。17日の未明に突然胃痛と吐き気に襲われ、嘔吐が続いた。医者で吐き気止めを注射してもらって、ようやく薬が飲めるようになった。
さらに表示 ノロウィルスにやられたカテゴリー: 短歌・俳句
あれから10年〜阪神大震災〜
十年の月日は過ぎて小春日の真青の空に上り行く雲 10年前の1月17日、私は信州の蓼科にいた。小さなぼろ家をもっており、そこに行っていたのだ。テレビもラジオもないそこは、日常の情報過多から逃れるのに格好の場所だ。 とはいえ、食料は必要だ。17日の午前中は、ちょうど茅野まで買出しに出…
さらに表示 あれから10年〜阪神大震災〜死を意識するということ 〜戦後60年、阪神淡路大震災10年、中越大地震、インド洋大津波に想う〜
戦後60年がたち、戦争を知らない人々が人口の大部分を占めるようになった。平和な日本では、普通に暮らしている限り、死を意識するということは、特に若年層では少なくなっていることであろう。 幸か不幸か、私は今までに死を意識したことが何度かある。最初は高2のとき、ケニヤでクーデター未遂が…
さらに表示 死を意識するということ 〜戦後60年、阪神淡路大震災10年、中越大地震、インド洋大津波に想う〜お葬式
親戚のお葬式に行った。午後2時〜3時。92才だから大往生だろう。 そこで聴いた言葉: 死んだとて/どこにも行かぬ/ここに居る/尋ねはするな/ものは言わぬで(一休禅師) 良い言葉だ
さらに表示 お葬式曙の真白き雲や
曙の 真白き雲や テオーリア 愛でたる日々は 凍土に埋もれ テオーリア【theoria<ギリシア>】 〔哲〕実践的関与の立場を離れて精神の目で物の本質を知的に見ること。観想。理論。(広辞苑より) アメリカ的プラグマチズムの世界において、テオーリアは永久凍土の下に埋もれてしまってい…
さらに表示 曙の真白き雲や短日や蹊を歩む影長く
短日や蹊を歩む影長く まだ早いのに、もう影がこんなに長い。
さらに表示 短日や蹊を歩む影長く言の葉は散りて枯れ木の
言の葉は散りて枯れ木の寒々と吾立ち尽くす冬木立かな 街を歩いていると、いつの間にか銀杏も散って、足下には擦り切れた黄色い葉が積もっている。自分の言葉も力なく散って行くばかり。この銀杏のように少しは人の心に印象をとどめてもらえると良いのだが…。
さらに表示 言の葉は散りて枯れ木の言葉遊びの勧め
恋人たちが携帯で歌をやりとりするなんて 思い切りすてきだなぁ。うっとり。 [漂える島 2004/11/28] そうなんです。携帯は目の敵にされることが多いですが、私からすると、日本の伝統を今に蘇らせる道具なんです。
さらに表示 言葉遊びの勧め木枯らしに
夕方外に出ると、まん丸の月が木立の上に浮かんでいた。 あたりはもう薄暗く、月が白々と、ぽっかりと、浮かんでいた。 木枯らしに吹かれて、いかにも月が寒そうだった。 木枯らしに吹かれて寒し秋の月 今日は鍋にしよう。
さらに表示 木枯らしに憂えるべき日本人の国語力低下
大学生の「日本語力」が低下し、中学生レベルの国語力しかない学生が国立大で6%、四年制私立大で20%、短大では35%にのぼることが独立行政法人「メディア教育開発センター」(千葉市)の小野博教授(コミュニケーション科学)らの調査で分かった。 [産経新聞 2004/11/24] なんと…
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