Archive

投稿者: Nat

崎村夏彦 (Nat Sakimura) twitter: _nat 米国OpenID Foundation理事長 個人の手に個人の情報をコントロールする力を戻す、Power to the People を実現するために、2000年からデジタル・アイデンティティに取り組んでいます。 なお、このブログは私の個人的考えを述べているもので、私の雇用者や関係団体とは一切関係ありません。

プライバシー

米国「子供オンライン安全法案」(KOSA) 賛否両論の中上院を通過

去る7月30日に、1998年以来初めて米国上院が子供たちをオンラインで守る法律を通過させました。1998年といえば、まだソーシャルネットワークもなく、現在の13歳以下の子供が生まれるはるか以前のことです。 この「子供オンライン安全法案」(Kids Online Safety Act, KOSA) は、ソーシャルメディア、ゲームサイト、その他のオンラインプラッ…

identity

EUデジタルアイデンティティウォレット EUDIW の Implementing Act (実施法)のパブコメが始まりました

8月12日に、EUデジタルアイデンティティウォレット EUDIW の Implementing Act (実施法)のパブコメが始まりました。誰でもパブコメを送ることができます。9月9日までです。 パブコメに付されているのは5本の文書です。それぞれの紹介は上記からリンクをクリックすると見れますが、一覧表示できたほうが便利なのでここに載せておきます。 以下は日本…

アメリカ

HIPAA法とは何か、その日本への影響について

こんにちは、皆さん!今日は、アメリカの医療情報に関する重要な法律であるHIPAA法(Health Insurance Portability and Accountability Act)についてお話しします。そして、この法律が日本にどのような影響を与えているかについても考察していきます。 HIPAA法の概要 HIPAA法は、1996年にアメリカで制定された…

プライバシー

村上 康二郎「情報プライバシー権の類型化に向けた一考察」を読んだ

村上 康二郎「情報プライバシー権の類型化に向けた一考察」は、自己情報コントロール権説を含むこれまでの情報プライバシー権について幅広くサーベイしたうえで、それらを総合する新たな類型を提案する査読付き論文である。 概要 概要は以下のような感じ 情報プライバシー権の重要性と変化 プライバシー権の類型化 最近の学説とその批判 二者択一の発想からの脱却 上記を検討した…

プライバシー

曽我部 真裕・山本 龍彦【誌上対談】自己情報コントロール権をめぐって(情報法制研究 第 7 号(2020. 5))を読んだ

ちょっと古い記事ですが、たまたま今日通りがかったのでメモしておきます。 概要 対談の趣旨 自己情報コントロールの手段的性格と基本権 同意の有効性 信頼としてのプライバシー論 実定法および判例との関係 感想 このあたりの議論の流れを知るにはとても良い記事だと思った。そもそもこの記事にあたったのが、日本において、情報自己コントロール権というものがどのように解釈さ…

identity

英国、デジタルIDサービスを確立、データ共有を強化し、データ保護当局を改革する法案提出へ

「国王のスピーチ」に関する報告書のP.39〜41に、英国政府による新たなデジタル情報およびスマートデータ(Digital Information and Smart Data, DISD)法案の計画が述べられています。この法案は、データの力を経済成長、現代のデジタル政府の支援、および人々の生活改善のために活用するもので、デジタル確認サービスの確立、オープンバ…

identity

デジタル庁本人確認ガイドラインの改定方針令和5年度中間とりまとめが出ました(YouTube配信は金曜日夜)

去る7月10日に、デジタル庁から「DS-500 本人確認ガイドライン」に関する有識者会議による改定方針の令和5年度中間取りまとめが発表されました。全体として非常によくまとまった資料になっています。 中間取りまとめの概要は以下のようになっています。 中間取りまとめの概要 はじめに 用語・表記について 今後の検討事項 用語定義について 本人確認ガイドライン改定方…