Archive

投稿者: Nat

崎村夏彦 (Nat Sakimura) twitter: _nat 米国OpenID Foundation理事長 個人の手に個人の情報をコントロールする力を戻す、Power to the People を実現するために、2000年からデジタル・アイデンティティに取り組んでいます。 なお、このブログは私の個人的考えを述べているもので、私の雇用者や関係団体とは一切関係ありません。

identity

【2024年度】今年度に入ってからのアイデンティティ関連の動きが速すぎる件〜リンク付き一覧【更新中】

ちょっと今日思い立って、今年度に入ってからのデジタルアイデンティティ関連の動きの一覧を作ってみたんですが、矢継ぎ早すぎる…。自分のXの投稿とブログの投稿をみてやっているだけなんで、多分見落としも結構あるんですが、これだけでもお腹いっぱい。まさかこのペースは続かないとは思いますが…。なお、これもいれろというようなのがあれば、ぜひ教えて下さい。 上半期ニュース一…

identity

NIST SP800-63-4 デジタルアイデンティティガイドライン更新:セキュリティと利便性の両立を目指して

概要 近年、デジタル社会の急速な進展に伴い、オンラインでの本人確認や認証の重要性が高まっています。この度、米国国立標準技術研究所(NIST)が、デジタルアイデンティティに関するガイドライン「SP 800-63-4」の更新案(2nd Public Draft)を発表しました。この更新は、セキュリティの強化と、誰もが公平にデジタルサービスにアクセスできる環境の整…

AI

ディープフェイクの被害が6兆円?〜生成AIのアイデンティティに対するインパクトと対策

どうやらディープフェイクによる経済的損害が半端ないことになってきているようです。 SBBITの記事『ディープフェイクの「精度向上」がヤバすぎる、2027年には被害額6兆円超に』によると、以下のような点が指摘されています。 記事の内容 ディープフェイクの精度向上 ディープフェイク悪用による被害 実際に起きたディープフェイクによる詐欺被害 ディープフェイクだけで…

OAuth

【告知】そのQRコード、安全ですか?〜クロスデバイスの認証認可フローに潜む脅威と対策【YouTube Live】

8月22日(木) 20時より、「そのQRコード、安全ですか?〜クロスデバイスの認証認可フローに潜む脅威と対策」と題して、秋田の猫こと @ritou さんをお迎えしてYouTube Live 配信を行います。 QRコードを使ってログインすることが日々増えてきています。でも、それって安全なんでしょうか? 複数のデバイスをまたがった認証認可には落とし穴がたくさんあ…

AI

Gensparkに「OpenID Connect についてまとめてください。」とお願いしてみた

Genspark.ai 微妙に気になる点はあるものの、Perplexityに比べてかなり突っ込んだ回答をくれている。 以下、手を加えずにそのまま回答を転記します。どう思います? なお、これを真に受ける人がいると良くないので、違うところは【←これは間違い】みたいに書いておきますね。 Gensparkの回答。 OpenID Connect (OIDC) について…

プライバシー

米国「子供オンライン安全法案」(KOSA) 賛否両論の中上院を通過

去る7月30日に、1998年以来初めて米国上院が子供たちをオンラインで守る法律を通過させました。1998年といえば、まだソーシャルネットワークもなく、現在の13歳以下の子供が生まれるはるか以前のことです。 この「子供オンライン安全法案」(Kids Online Safety Act, KOSA) は、ソーシャルメディア、ゲームサイト、その他のオンラインプラッ…

identity

EUデジタルアイデンティティウォレット EUDIW の Implementing Act (実施法)のパブコメが始まりました

8月12日に、EUデジタルアイデンティティウォレット EUDIW の Implementing Act (実施法)のパブコメが始まりました。誰でもパブコメを送ることができます。9月9日までです。 パブコメに付されているのは5本の文書です。それぞれの紹介は上記からリンクをクリックすると見れますが、一覧表示できたほうが便利なのでここに載せておきます。 以下は日本…

アメリカ

HIPAA法とは何か、その日本への影響について

こんにちは、皆さん!今日は、アメリカの医療情報に関する重要な法律であるHIPAA法(Health Insurance Portability and Accountability Act)についてお話しします。そして、この法律が日本にどのような影響を与えているかについても考察していきます。 HIPAA法の概要 HIPAA法は、1996年にアメリカで制定された…

プライバシー

村上 康二郎「情報プライバシー権の類型化に向けた一考察」を読んだ

村上 康二郎「情報プライバシー権の類型化に向けた一考察」は、自己情報コントロール権説を含むこれまでの情報プライバシー権について幅広くサーベイしたうえで、それらを総合する新たな類型を提案する査読付き論文である。 概要 概要は以下のような感じ 情報プライバシー権の重要性と変化 プライバシー権の類型化 最近の学説とその批判 二者択一の発想からの脱却 上記を検討した…