ベルリンからロンドンへの移動が日曜日で土曜日が空いていたので、敬愛するC.P.E. Bachのお墓参りに行ってきました。
お墓があるのは、彼が音楽監督を努めていた聖ミヒャエル教会(Michaeliskirche)です。
レンガ造りのやや質素な感じがする外観の教会ですが、中は曲線を多用したバロック様式で、外観に比較して豪華な感じになっています。
中に入ると、ちょうどオーケストラのリハーサル中でした。非常に滑らかに響いていて、本番も聞きたいなと思いました。もちろん聞けないわけですが。
1768年にハンブルグ市の音楽監督になるに当たってC.P.E.バッハが書いた意欲作がオラトリオ「荒野のイスラエル人 Wq.238, H.775)です。1768年の後半から1769年にかけて作曲されました。ある種ロマン派的な趣もあり、メンデルスゾーンの「エリヤ」1への影響も取り沙汰される曲です。
さて、そのC.P.E.バッハのお墓ですが、教会の地下にあります。
C.P.E.バッハの名付け親で、彼の前の代のハンブルク音楽監督のテレマンの墓もあるはずなんですが、ちょっと見つけられませんでした。
教会の塔へはエレベーターで登ることができます。登りきると、ハンブルクの街が一望できます。Hamburg Card (9.90€)を買っていると、4€で登ることができます。
この教会は何度も火事にあっている教会で、塔の上部(木造だった)を含む多くの部分が再建です。多分この黒い溶けたようなレンガは火災のなごりでしょうが。
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