安保闘争全共闘の日は遠くイラクの空に月赤々と 子らの血を吸いし砂漠はびょうびょうと地平線に吹かれ舞い居り 流されし血に誓われし復讐は静かに時を流れて行けり この子らを焼き尽くしたる油煙にて帝の米は今繁りけり (photo: Red Moon) WPC Expo に行く電車の中で、…
さらに表示 イラクの月カテゴリー: 短歌・俳句
現代短歌大辞典が来た
過日注文していた現代短歌大辞典が、アマゾンマーケットプレイスから届いた。早速ぱらぱらとめくってみると、楽しい。歌集を広げて、時間通りに並べて鑑賞するなどということは、私のようなぐうたらには到底出来ないから、代表的歌人について、作風の変遷なども実例で人目で見られたりするのがとても便…
さらに表示 現代短歌大辞典が来た芸術に触れる
漂える島 の sugar さん曰く 断言する。あの鑑賞の時間がまだあるとしたら、 学校教育はせっせとクラシック嫌いを製造していることになる。 すてきな音楽から私を切り離したにっくき音楽の授業よ! — 音楽に触れる 私も小学校の音楽鑑賞には辟易したタイプです。音楽鑑賞だ…
さらに表示 芸術に触れる肌寒の
大分肌寒くなってきた。昨日はきれいな秋晴れだったが、今日はまたどんよりとして肌寒い。肌寒とかうそ寒というような季語がぴったり来る。今、スターバックスで書いているのだが、こんな日はトールのラテがぴったりだ。 今日10月16日は陰暦9月3日(大安)だ。今年の仲秋の名月は正に満月だった…
さらに表示 肌寒の「卒業式」
今日は、四年間会社で働いてくれたozaの最後の出社日だった。人員削減のあおりを食らっての動きだ。送別会を「卒業式」と称して行った。いろいろ贈り物があったが、扇子に歌を書いて贈った人が居た。私は知らなかったのだが、お互いに歌を詠み、交換していたようだ。それがきっかけで、同じ部のもう…
さらに表示 「卒業式」句集(?) 中央線特別快速
「中央線」 待ち居れど知らせ来たらずただ一人東京駅に月の傾く 神の田を通り過ぎたる電車かな 御茶ノ水夜のしじまに蝉の鳴く 四の谷暗闇になるチャペルかな 新宿の遊歩道の夜天高し 中つ野の穂にひっそりと秋の風 鷹狩りの空に雲雀が二つ三つ 国分寺石碑に緑蔭の濃く 国立ちぬ三角屋根に雲…
さらに表示 句集(?) 中央線特別快速栗の花
逢引の甘い吐息や栗の花しとどに濡れて伝い落つかな (写真) 栗の花
さらに表示 栗の花革命の夜
革命の夜は更けたりガスパールすくりと立てる桔梗花かな スコタイの霧深し夜野の花は野に置かるべし波頭を行けば 逢い引きの静けさに染むテルミンのか弱き音色木霊たゆとう 中善寺出家具戒の深々と立つ鳥もなく入り日の薄れ
さらに表示 革命の夜子らといて
子らといて 代々木の森の 佳き日かな
さらに表示 子らといて秋村 功
ふと気がつくと、父が亡くなって14年にもなる。おそらくこれらの歌を書いたときの父は、私よりもずっと若かっただろう。 「未来」物故歌人アンソロジー(9) 古明地 実・抄出 秋村 功 1990年7月4日没。享年五七歳。我妻泰の 「未来手帖」のあとを…
さらに表示 秋村 功