先週に引き続き、シリーズ「徹底考察、ブロックチェーンは人類を幸せにするのか」の第3回として分散IDの歴史第2弾が日経クロステックに掲載されました。「中央集権IDから分散IDに至るまで、歴史は繰り返す」です。前回はW3C DIDとXRIの対比を見ましたが、今回はいよいよOpenIDの話です。OpenIDの背景にある思想などが書いてあるものは少ないので、OpenIDは中央集権という主張をされるかたは、まずはこのあたりを読んですこし考えてから話していただけるとよろしいかと思います。
目次は以下のような感じです。
- (導入部)
- 「自己主権」「自主独立」を体現するOpenIDの思想
- Account URI:メールアドレスは打てるけれどもURLは打てない問題
- the ‘acct’ URIの概要
- the ‘acct’ URI のResolution
- OpenID Connectとthe ‘acct’ URIとの関係
- SIOPとアルゴリズム的に生成されるメタデータ文書
- DIDは権力の分散に寄与するのか~歴史は繰り返す
なお、現在1ページめに
YADIS(Yet Another Distributed Identity Systemと、もう1つの分散アイデンティティーシステム)
(出所) https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/02132/072900003/
という表記がありますが、この「と」は誤記です。「もう一つの分散アイデンティティシステム」という名前のシステムですので、以下のような感じの表記が正しいです。現在修正依頼中です。
YADIS(Yet Another Distributed Identity System、「もう1つの分散アイデンティティーシステム」)
(出所)筆者
※ 3日17:59 修正確認しました。
それでは、どうぞ。
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