FAPIとVCの世界動向 ~FAPI2.0 & Verifiable Credentials~

3 月4日 FAPIとVCの世界動向 ~FAPI2.0 & Verifiable Credentials~

3月4日(火) 10:00-12:40に「FAPIとVCの世界動向 ~FAPI2.0 & Verifiable Credentials~」と題されたセミナーがFINOLABイベントスペースで開催されます。私もちょっとだけでます。

金融機関におけるKYC等にそれらデジタル資格証明を利用するとした場合の様々な考慮事項の検討や、世界のオープンバンキングとFAPI 2.0についての解説を聞くことができます。前者の話題としては、富士榮さんたちの論文「デジタルクレデンシャルの利用用途に応じた管理要件に関する考察」の解説も聞けるかも?!

ぜひお越しください。

セミナー概要

Japan FinTech Week期間中に開催される今回のセミナーでは、「FAPI」と「Verifiable Credentials」をとりあげ、世界の最新動向を紹介するとともに、今後の業務での実装について議論させていただく予定ですので、是非ご参加ください。

◆日時  :2025年3月4日(火) 10:00-12:40(開場 9:40)
◆会場  :FINOLABイベントスペース
      東京都千代田区大手町1-6-1 大手町ビル4F
       ※大手町ビルは東西に長いビルで入口は東端、東京駅側にあります。
◆使用言語:日本語(英語資料も提供)
◆参加費用:無料 
◆主催  :株式会社Authlete/伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
◆後援  :株式会社FINOLAB

アジェンダ:

10:00₋10:05 開会のご挨拶

10:05-11:00 デジタル資格証明のガバナンス 鈴木 茂哉氏(慶応義塾大学) 富士榮 尚寛氏(伊藤忠テクノソリューションズ)  

Verifiable Credentialsなど持ち運び可能なデジタル資格証明と関連技術に注目が集まっていますが、例えば金融機関におけるKYC等にそれらデジタル資格証明を利用するとした場合、様々な考慮事項があります。慶應義塾大学SFC研究所と伊藤忠テクノソリューションズ株式会社はEUや欧米の最新動向を踏まえ、デジタル資格証明の管理要件やガバナンスについて共同研究を行ってきました。本セッションでは両者が共同で発行したディスカッションペーパー「デジタルクレデンシャルの利用用途に応じた管理要件」についてご紹介しつつ、今後デジタルクレデンシャルを金融サービス等に適用していく上で必要な論点について考察していきます。

11:00-11:55 オープンバンキングとFAPI 2.0  川崎 貴彦氏(Authlete)

2010年代中頃、金融業界の競争活性化を主目的としたオープンバンキング政策が英国で開始されました。この政策によりコンピュータプログラムから金融サービスへアクセスする仕組みが構築された結果、多様な金融サービスが生まれ、人々の生活はより便利になりました。今となっては世界中に広がったこのオープンバンキングムーブメントですが、それを技術的に支えているのがFAPIと呼ばれる世界標準技術仕様です。そのFAPIも、今年2月にFAPI 2.0最終版が承認され、大きな節目を迎えました。このセッションでは、FAPI 2.0仕様の著者達が所属するAuthlete社が、オープンバンキングとFAPI 2.0について解説します。

11:55-12:00 まとめ 崎村 夏彦氏(OpenID Foundation) 

OpenID Foundation 理事長 (2011〜)

Authlete社外取締役 (2023〜)

OpenID Connect (〜2014) 

FAPI (2014〜)

VCはほとんどやってこなかった

Kristina (DCP WG議長) がSelective Disclosureを諦めようとしていたときに、今で言うSD-JWTみたいにすれば諦めずにすむだろうと言ったくらい。

WHY? 

→ 自分が引退するまでに終わらないと思った〜だから若い人たちに任せる

ただVC的なものと無縁だったわけではない

FAPIのFirst Use Caseの一つが、銀行が行った本人確認に基づいてID Token+OIDC4IDAでQualified Certificateを出す

Linkability ということについて Pascal Paillier といっしょに整理→ ISO/IEC 27551 Requirements for attribute-based unlinkable entity authentication

Privacy Notice and consent (ISO/IEC 29184)

Privacy Framework (ISO/IEC 29100:2024)

これらはVCエコシステムを考える際にも重要であると考えている

最近気になること

Verifier が要求してきているものが正当か?(溜まったものをごっそり抜かれる問題)

そのWalletは信頼できるのか?(安全か、盗聴していないかなど)

Wallet爆発とWallet/Credential Selection 問題

EU: 2026年に間に合うのか??

    12:00-12:40 懇親会

    コメントを残す

    This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.