現地時間11月29日、EUデジタルアイデンティティウォレットに必要な厳格な法的仕様を概説する実施法案が、パブコメにかけられました。 今年夏にはすでに5件の実施法案が公表され、欧州委員会によって採択されており、欧州デジタルアイデンティティ・フレームワークの下での欧州デジタルアイデンティティ・ウォレットのコア機能と認証のための規則を定めています。
新たな実施法案の概要
今回パブコメにかけられる新たな実施法案は5つあり、それぞれがフレームワークの特定の側面に対処し、EUデジタルアイデンティティ・ウォレットの機能の詳細を説明しています。
- セキュリティ侵害
セキュリティ侵害の処理方法、および侵害されたウォレットの停止時期と方法を定義します。 - 属性の電子的証明
属性の認定電子証明書(QEAA)と属性の電子証明書(EAA)を発行するために必要な仕様を提供し、相互運用性を実現する方法や失効メカニズムの詳細を説明します。 - ウォレットリスト
加盟国が認定されたウォレットソリューションに関する情報を、欧州連合によって公表および維持される認定ウォレットのマシン可読リストに提出するための規則を定めます。 - アイデンティティマッチング – (RPである)公的機関による自然人のクロスボーダーアイデンティティマッチング
クロスボーダー認証における正しいアイデンティティマッチングを確保するために加盟国が必要な措置を定めます。 - リライングパーティ – RPの登録、識別と認証のための共通メカニズム
ウォレットのRPの国家登録による登録に関する規則を定めます。
パブコメに答えるには
パブコメへの参加はとても簡単です。
- “Have your say”プラットフォームにアクセスして、関心のある実施法案をダウンロードしてご確認ください。
- 提供されているオンラインフォームを使用してフィードバックを送信してください。
- 2024年12月27日までにフィードバックを送信してください。
協議プロセスは2024年12月27日まで公開されていますので、期限までに必ずご意見をお寄せください。
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