初めての単著『デジタルアイデンティティ』が日経BPから7月16日に出版されました。Amazon他からお買い求めいただけます。ぜひお手に取っていただければと思います。
スタートアップだけでなく大手企業もサイバービジネスに力を入れていますが、参入企業が増えるに伴って事件・事故が増えているのが実情です。少し前には、大手コンビニのスマホ決済を舞台にした不正利用事件や、大手携帯電話会社や銀行も関わった事件など、ネット上で事件・事故が頻発しました。
そうした事件・事故はなぜ繰り返されるのでしょうか。もちろん技術的な問題もあるでしょうが、本書の著者は 「 経営者がサイバービジネスの核心となる知識を持たない限り事件・事故は繰り返される。そうした状況を変えたい 」 との思いから本書を書きました。
サイバービジネスの核心を説明するにあたり、GAFAと他のネット企業との本質的な違いに触れています。多くの企業は 「 アプリケーショ ン」 や 「 サービ ス」 を中心にしていますが、GAFAは 「 デジタルアイデンティティー 」 を中心にしています。この 「 デジタルアイデンティティー 」 こそ、GAFAがサイバービジネスの勝者になり得た理由であり、サイバービジネスの核心です。
「 デジタルアイデンティティー 」 とは何か、これを管理するにはどのような方法があるのか、安心・安全をどのように確保しているのか、個人情報やプライバシーとどう関係するのか。本書を読めばこうしたことが分かります。
ビジネスの本質を知らずして経営はできません。ビジネスの変化に伴って経営に必要な知識も変化していきます。現代の経営者は、本書に書いていることを常識としなければならないのです。
ぜひお手に取ってくださされば幸いです。
≪目次≫
第1章 GAFAの中心戦略 「 デジタルアイデンティティー 」
第2章 アイデンティティー管理
第3章 アイデンティティー連携フレームワーク 「OpenID Connect 」
第4章 アイデンティティー管理によって可能になる 「 アクセス制御 」
第5章 企業にとってのアイデンティティー管理
第6章 高度化するアイデンティティー管理
第7章 プライバシー保護とアイデンティティー管理
第8章 個人情報の取り扱いにおける 「 告知 」 と 「 同意 」
第9章 信頼、ブランド、そしてトラストフレームワーク
発売2週間で増刷されました
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