2004年に一時期試みられていた、Virtual Personality (英語で言うとDigital Identityかな)を持つ持たないを個人が決定する権利を憲法で規定しようとする動きが、6/3にコスタリカ国会で再始動した模様。
例の大阪地裁でのアイデンティティ権の話1について、ID厨板で、
「海外では、アイデンティティへの権利というと、自らのアイデンティティを証明して、教育だとかもろもろの権利を享受することができるようにするための権利だと思うけどね~。たとえば、国連のTHE 2030 AGENDA FOR SUSTAINABLE DEVELOPMENTのGoal 16.9 2とか。主に、Thin filed people (身元証明できるような書類が非常に少ない人)日本で言えば無戸籍児とか、今の欧州なら難民とか向けの話で。
そういえば、2004年にはコスタリカで改憲運動が起きていて、その時主導者の1人の最高裁判事にも会ったよ~。日本の今回のとはだいぶ違うね。」という話をしていて、懐かしくて Jaco Aizenman Leiner のTLを見たら、こんなのが出てきた。
今週の金曜日午前9時に、皆で国会に行きましょう。わたしが2004年当時推進していた、デジタル・アイデンティティを持つ権利を憲法上の基本的人権に加える運動が再始動します。この新しい基本的人権は、わたしがLula政府とコスタリカの現政権に協力してきた、極端な貧困の撲滅に関連しています。
この投稿をしている Jaco Aizenman Leinerは、当時のXDI.org の2004年当時の理事仲間で、上記のコスタリカ訪問の立役者。その後二人共XDI.orgは離れていたけど、こうやってまた運命がクロスするものなのね。
脚注
- サンケイ新聞『SNSで成り済まされない権利「アイデンティティー権」初認定 大阪地裁、被害防止へ前進』(2016/6/10) http://www.sankei.com/west/news/160610/wst1606100078-n1.html
- By 2030, provide legal identity for all, including birth registration
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