SamFURUKAWA: 大川さんのプライベートジェットにて、お話を伺った日。


CSKの大川氏が亡くなられる前に何度もゲイツを訪ね、DreamCastの互換性をXBOXに組込むのであれば、セガのタイトル資産をXBOXに提供し、ドリキャスのお客様への道筋を作りたいと切望されていた。大川氏がネットへの接続は必須と主張、MSはネット接続はいらないと破談に。

「ゲーム機にネット接続の話をするなら、時間の無駄だから返ってくれ」とまでゲイツに言われたCSK大川氏は、シアトルからナパにプライベートジェットで帰途の途中、私の訪問先フェニックスまで途中下車(?)して送ってくれた。その時に眼の前で大川氏はMITへの40億円超の寄付を決断。

MITはその40億円を原資に、西和彦さんが創出した$100パソコンのアイディア、を自らのプランのように発表することになる。「MITのネグロポンティはんは、子供たちとネット接続のために気張ってはるんでっしゃろ?」と大川氏、私が「はいっ」と言った瞬間に大川氏はMITに送金を指示!

大川氏は自分の力でゲイツと交渉し、ドリキャスのお客さまに継承プランを提示できなくなったと思われた。なおかつ、自分の関与がセガに良かったのかと思われ、死ぬ前に個人資産850億円をセガに寄贈され「ワシの開けた穴は少しでもこれで埋めといてんか?」と言って亡くなられた。(http://twitter.com/SamFURUKAWA/status/7612161941)

ビル・ゲイツよりこの件に関しては大川氏の方が先見の明が会ったのも驚きだし、$100 PCのIdea が西氏だったとか、MITのプロジェクトの資金源が大川氏だったとかというのも知らなかった…。もっと、世界的にアピールされてよいことだと思う。

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