米OpenIDファウンデーション2010年スタート

さて、今日は、米国のOpenID Foundation の 2010年の最初の理事会が開催されました。

今日のトピックの大所は、今季の委員会の構造の決定、今季の役員の選任、OIX (Open Identity Exchange) の承認、でした。

委員会の構造としては、小さな委員会を複数作って、その委員会に権限を移譲するモデルを取ることになりました。今年は企業理事が増えて、その結果、理事会が19人になっていますから、このようにすることはロジカルであると思います。これは、満場一致で可決されました。具体的には、ユーザービリティやRP委員会などが開催されることになると思われます。

次に、役員の選任ですが、不人気の会計担当は立候補者がマイク・オズボーン氏のみだったので、自動的に決定。書記は、先だってグーグルへの移籍が話題になっていた、クリス・メッシーナ氏が、マイクロソフトのマイク・ジョーンズから5月のIIWまでかけて引き継ぐことになりました。マイクは、マイクロソフトの代表としては5月で退任して、その後を、元IBMのトニー・ナダリン氏が引き継ぐことになります。

理事長は、昨年の理事長で、今年の選挙でトップ当選した、ブライアン・キーセル氏とディック・ハート氏が立候補しましたが、ブライアンの昨年の実績が評価される声が大きかったため、ディックが辞退し、今年も引き続きブライアンが行うことになりました。

副理事長は、まずデービッド・リコードン氏が立候補、それから、理事長を辞退したディック・ハート氏、最後に、私自身が立候補しました。(立候補しようとしたときに、スカイプが切れたので、焦りました…。)それぞれ1分ほど立候補理由を話して、コンセンサスにならなかったので、ロールコール投票[*1]となりました。その結果、私が14票、ディックが3票、デービッドが1票、棄権(欠席)1票となり、私が選任されました。ちなみに、私が立候補したのは、今回の選挙でアジア・アフリカからの立候補は無く、欧州からの立候補者はいずれも落選してしまったため、北米大陸以外の人間は私しかいなくなってしまい、結果的に、OIDFは北米オンリーの組織という間違ったメッセージを送っていることになりかねないと思ったからです。

OIXは、Open Identity Exchange の略で、米国政府向けに、OpenIDプロバイダーの認定を行う機関です。これを、InfoCardファウンデーションと共同で設立しようという話になっていて、それをOIDFとして承認するかどうかということが議論されました。認定というようなことをやろうとおもうと、訴訟リスクなどが出てきます。なので、別法人を作って、本体に影響が及ばないようにするというのが、OpenIDファウンデーションとInfoCardファウンデーションで作られた共同検討委員会の結論で、その提言に従うかということです。これは、かなり長い時間質疑がなされましたが、最終的に承認されました。

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