<速報>米最高裁、携帯電話位置情報は憲法で保護されると評決

EFFのツイート1で気がついたんですが、アメリカの最高裁で、携帯電話の位置情報は合衆国憲法修正第4条2で保護されると、5対4と接戦ではありましたが、評決したようです。

すでにあちこちで記事が出始めています。

これは最近の米国での「技術の急速な発展によって、従来の考え方ではプライバシーは守れなくなった」との認識に沿った判決で、既に判決が出ている、「令状無くGPS機器を使って車両を追跡してはいけない3」「令状なくして携帯電話を探してはいけない4」という判決の延長線上にあるもののようです。

ジョン・ロバート最高裁裁判長によると、携帯電話の位置情報の時系列の取得は、

  • 車はそこから離れることができるが、携帯電話は多く場合携帯が義務付けられている。
  • 携帯を持った状態で、病院、私邸、政治的運動の拠点などを通る。これらの位置情報はプライバシーを暴く。

というような点で車をGPSで追跡するよりも大きなプライバシーリスクを孕んでいるので、このような判断になるということのようです。

脚注

  1. https://t.co/sOSqGUFGCx
  2. 修正4条 不合理な捜索および押収に対し、身体、家屋、書類および所有物の安全を保障されるという人民の権利は、これを侵してはならない。 令状は、宣誓または確約によって裏付けられた相当な理由に基づいてのみ発行され、かつ捜索すべき場所、および逮捕すべき人、または押収すべき物件を特定して示したものでなければならない。
  3. GPS equipment to track vehicles 
  4. search cellphones without a warrant

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

*

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください