米国保健福祉省(HHS)国家医療IT調整室(ONC)が、現地時間8月21日、米国OpenID Foundation(OIDF, 理事長:崎村夏彦)に理事機関として加盟しました。ONCは米国連邦政府における全米の健康情報の電子的な交換を行うための最高度の健康情報技術(HIT)[1]を利用・実装するための調整を主担当する機関です。
ONCは現政権のの健康情報技術関連の取り組みの最前線におり、健康情報技術の普及と全国規模の医療情報共有インフラ構想である「NwHIN(Nationwide Health Information Network)」[2]を推進するための、国家健康システム用の標準開発の主要リソースです。デビー・ブーチ氏(Ms. Debbi Bucci)がONCの代表としてOpenID Foundationに参加します。
ONCはOIDFで2つのことに取り組もうと考えています。一つ目は、Healthcare Information Exchange (HIE) ワーキング・グループを主導してOpenID Connectのプロファイルを定義することで、もう一つは、それを使ったパイロットプロジェクトをを推進することです。ONCにおいて技術プロファイリングと相互互換性試験を主導する実装・試験部門のITアーキテクトであるブーチ氏が、HIE WGの活動を率います。
詳しくは、OIDFの英文リリース[3]をご参照ください。
[1] Health Information Technology, HIT.
[2] http://www.healthit.gov/policy-researchers-implementers/nationwide-health-information-network-nwhin
[3] OpenID Foundation: “US Government Office of the National Coordinator for Health Information Technology (ONC) Joins the OpenID Foundation”, http://openid.net/2014/08/21/us-government-office-of-the-national-coordinator-for-health-information-technology-onc-joins-the-openid-foundation/
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