Facebookのタイムラインで「11歳少女の歌う、アナと雪の女王主題歌”Let It Go”のカバーが鳥肌な表現力」[1]という記事が流れてきました。ついこの間、娘が本家をYoutubeで見ていたのを思い出して見てみると、これがスゴイ。いきなり雪の国の実写が始まって、そこにAlex Boyéのアフリカンな合唱が流れ始める。これがそもそも力がある。そしてジャンベが氷の地底から響くように鳴った次の瞬間、氷の壁の間に、まるでアナの姉、エルサが実写になって現れたのではないかというような少女が現れて歌い始める。そして、それが氷の世界に現れた少年少女合唱団によって支えられて、音のイメージを広げていく。
いやー、生っていいですね。今日現在で、本家に迫る3000万回以上再生されているのもよく分かる。
これの後に本家を聞いてみたんですが、あれ、オケはシンセかなぁ。あと、歌とオケが分離してて、多分別録りだろうなぁという感じがする。
これに比べて、カバーの方は、ちゃんと渾然一体とした「音楽」になってるんですよね。だから力がある。
ちなみに、このビデオを作っているのは、英国生まれのナイジェリア系のモルモン教徒のAlex Boyé[2]。エルサを歌っているのは、11歳のLexi Walkerさん。多分、モルモン教徒。6人兄弟らしいし、ソルトレークだし[3]。バックで歌っている合唱団、One Voice Children’s Choir (ワンボイス少年少女合唱団)[4]の一員。この120人[5]からなる合唱団を指導し、ビデオでも指揮しているのが、大阪府高槻市出身の日本人音楽家のMasa Fukuda[6]さん。彼の音楽指導もきっととても良いのだと思う。
いやー、良いモノ聴かせていただきました。
最後におまけ。ThePianoGuys による、ヴィヴァルディ(Vivaldi)の「冬」とこの「Frozen」の合体作。これ見ると、ヴィヴァルディの冬って、冬を表現してるんだなぁと思う。クラシックって、スゴイですね。
[1] 「11歳少女の歌う、アナと雪の女王主題歌”Let It Go”のカバーが鳥肌な表現力」(よっくん, Whats)
[2] Alex Boyé (Wikipedia英語版)による。
[3] Behind the scenes of 11-year-old Utahn Lexi Walker’s viral ‘Let It Go’ performance (Sara Patterson, Desert News, 2014/3/25)による。なお、この記事には、メイキングの様子などもあってなかなか参考になる。
[4] One Voice Children’s Choir オフィシャルページ
[5] Do You Have Room? / One Voice Children’s Choir 内の司会者の言葉による。
[6] Masa Fukuda (Facebook, 2014/4/2現在)の情報による。