今日の日経産業一面に「デジタルアーツ・閲覧制限の精度向上・日本など22カ国で特許」という記事が出てる。記事によると、まるでホワイトリストとブラックリストの両方を使ってWebのフィルタリングをすると、この特許に引っかかるかのごとき書き方だった。これが本当ならばえらいことである。つか、ゆる過ぎ。誰かが無効を訴えなければえらいことになりそうな特許だ。
というわけで、特許を取り寄せてみた。まだ読み始めて1分くらいだが、請求項1が私には「ブラックリストサイトDB、ホワイトリストサイトDB、ブラックリストキーワードDB、ホワイトリストキーワードDBの4つのDBを兼ね備えたコンピュータでフィルタリングをする」というところが、特許のキモになっているように見える。だとすれば、3つ以下でやる分には引っかからないのではないか?
もしそれも引っかかるとすれば、これは簡単に先行事例が見つかる。ルータやProxyのAllow, Deny リストだ。この特許の申請された2000年3月31日よりもはるか以前から存在する。
というわけで、詳細は後報を待て!
Update
報告が来ました。やはり、引っかからないそうです。そりゃそうですね。と、すると、一面に大々的に報じるほどの記事か?