欧州のデジタルアイデンティティウォレット関係で使われることになっている規格である、OpenID for Verifiable Presentations 1.0 (https://openid.net/specs/openid-4-verifiable-presentations-1_0-final.html) の最終版が発行されました。この仕様は、クレデンシャルのプレゼンテーションを要求し配信するためのOAuth 2.0 [RFC6749]上のメカニズムを定義します。クレデンシャルとプレゼンテーションは任意のフォーマットであることができ、W3C Verifiable Credentials Data Model、ISO mdoc [ISO.18013-5]、IETF SD-JWT VC を含みますが、これらに限定されません。これは OpenID DCP Working Group のアウトプットです。
共同議長である
- Kristina Yasuda (SPRIND)
- Torsten Lodderstedt (SPRIND)
- Joseph Heenan (Authlete)
の各氏、およびWGメンバーのみなさんにこころからお礼を申し上げたいと思います。
なお、同WGは引き続き OpenID for Verifiable Credential Issuance 1.0 の発行に向けて急ピッチで作業を進めています。また、すでに取り残し事項になったことの取り込みのための ver.1.1 の作業も予想されます。
引き続きみなさまのご協力をお願いいたします。
WGへの参加は簡単です。費用はかかりません。知財提供同意書にサインするだけです。ぜひご検討お願い申し上げます。