[講演資料掲載] デジタルIDをめぐる日本と海外の状況@FINOLAB

昨日(2024年7月12日)、満員の大手町のFINOLABで講演とパネルディスカッションを行ってきました。

わたし自身、大変勉強になる会でした。

◆アジェンダ:
18:30₋18:35 開会のご挨拶
18:35-18:45 Privacy by Design Labの紹介(日本語)
          栗原 宏平氏(Privacy by Design Lab)
18:45-19:10 デンマークのデジタルID事情とPertricaiの紹介(英語)
          Mark Medum Bundgaard氏(Partisia)
19:10-19:30 デジタルIDをめぐる日本と海外の状況 (日本語)
          崎村 夏彦氏(OpenID Foundation)
19:30-20:00 パネルディスカッション (英語)
          登壇者3名
          柴田 誠(FINOLAB)モデレータ        
20:00-20:30 懇親会

わたしの講演では、デジタルIDをめぐる日本と海外の状況に関してお話ししました。特にアイデンティティとデジタルアイデンティティ、アイデンティティ管理とOpenID Connect、そしてOpenID Connectの課題とVCモデルなどについて詳述するとともに、それぞれの本質的な違いについてのわたしの意見を述べています。また、各国のデジタルIDシステムの実例として、ブラジルのGov.br、インドのAadhaarとUPI、MOSIP、SingPass、そしてEUのeIDASとEUデジタルアイデンティティフレームワークについて説明されています。日本においてはマイナンバーカードとデジタル庁の新しいデジタル認証アプリが紹介されており、その技術仕様などについても触れられています。

スライドは以下に掲載します。参考にしていただければ幸いです。

0712_DIGITAL_ID_Landscape_2024

講演の後はパネルディスカッション、そして懇親会でした。パネルディスカッションはほぼ打ち合わせなしのスリリングなものでした。AIとアイデンティティなど様々なことに関して話し合われました。これらは録音が手に入ったら別途まとめたいと思います。

懇親会では多くの方と名刺交換をするとともに情報交換させていただきました。耳寄りな情報などもあったりして、やはりリアルイベントは良いなと思わされました。

最後になりますが、このイベントを企画してくださった皆様、特にFINOLABの柴田様、PDLの栗原様、藤崎様、後援のデンマーク大使館の皆様に厚く御礼申し上げてこのエントリは終わりにしたいと思います。

ビデオが公開されました。

以下の通り、FINOLABチャネルからビデオが公開されました。


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