7月6日に、OpenIDファウンデーション・ジャパンの会合で、「患者ID システム・プロジェクト(Patient ID System Project, PIDS Project) 」の中間報告を行って来ました。
「PIDSプロジェクト」は、米国連邦政府が推進する「医療分野のネットワーク化」に関する政策検討の中で、米 Kantara Initiative と eCitizen Foundation 主導で行っているパイロットプロジェクトで、OpenIDファウンデーション・ジャパンも資金提供し参加しているものです。具体的には、2004年から検討が開始されている、Nationwide Health Information Network (NHIN) 上のデータと、Microsoft Health Vault やDossia Personal Health Platform のようなPHR (Personal Health Record) のシステムを接続して、これらの間の情報の流通を個人(患者)がコントロールするというモデルの検討です。個人は、Google などの既存のクレデンシャルを利用し、必要に応じてステップアップ認証する形が検討されています。
今回おこなったのは、フェーズ1(パイロットのスコープ決定、2011年2月~)の中間報告です。
前半はNHIN自体のおさらい、後半がPIDSプロジェクトの内容です。資料は以下のとおりです。
上記のスライドの中のビデオは、以下のものです。
httpv://www.youtube.com/watch?v=zWIBT-xolPM
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