ラヴェルのピアノ協奏曲ト長調の第三楽章にゴジラがやってくる

みなさん、ラヴェルのピアノ協奏曲ト長調をお聞きになられたことはあるだろうか?
この夏公開された、のだめカンタービレ最終章後編でも取り上げられた曲なので、どこかで聞いたことがある方は結構いらっしゃるとおもう。

冒頭のムチの音から始まって大変楽しい曲なのだが、日本人にとってはもうひとつ、あまり語られないが面白い部分がある。

第三楽章に、ゴジラがやってくるのだ。

細かいパッセージの続いたあとにピアノがテーマとして導入(37小節目)するのがこの旋律。

楽譜はこれ1

もっと分かりやすくクラリネットが吹くところの楽譜も以下に。

ね!「ゴジラ、ゴジラ、ゴジラがやってくる」でしょっ!

さぁみなさんもご一緒に、

「ゴジラ、ゴジラ、ゴジラがやってくる」w

ちなみに、ゴジラのテーマ、伊福部昭氏の作曲だが、氏はかなりラヴェルに傾倒していたらしい。同じ旋律は、氏の「ヴァイオリンと管絃楽のための協奏風狂詩曲」(以下のYoutube参照)にも出てくる。これもあわせて聞いてみたい。2

https://www.youtube.com/watch?v=X9wCWAoNEfI&t=440s

脚注

  1. 楽譜は、http://www.scribd.com/doc/249761/Ravel-Piano-Concerto-in-G-Orchestral-Score のものを使用しました。全曲ありますので、おすすめです。
  2. このあたりの経緯は、ゴジラのテーマのルーツを探る:松浦晋也のL/D参照

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