交響曲 宇宙戦艦ヤマトについて

大友直人指揮NHK交響楽団

羽田健太郎作曲1

交響曲 宇宙戦艦ヤマト

宮川泰作曲の「宇宙戦艦ヤマト」の各種の主題を縦横に使って作られた曲。
スタイル的にはロマン派。ちょっとチャイコフスキーっぽいかな。
全4楽章で、第3楽章アダージョは途中にヴォーカリーズが入り、第4楽章はバイオリンとピアノのドッペルコンチェルトになっている。フィナーレのコーダのところのメインの主題への回帰のつなぎがちょっととってつけたっぽい2のと、最後の最後がちょっとくどいのはあるけれども、ロマン派として全体的によくまとまっていると思う。

もちろん音楽史的な意義はないが、こういう曲をもっと演奏すると、クラシックの人口への膾炙には寄与すると思う。

 

(*)3

(**)4

脚注

  1. 他の人の作曲した主題群を使って、自らの作曲とした一例。2009年の5月に、私がかたばみ幼稚園の園歌を使って作曲した曲が、「作曲との表示は著作者人格権の侵害である」との訴状をかたばみ幼稚園の園歌の作曲家*から受け取って(代理人は紀藤弁護士)、時間がもったいないのでN十万払って示談にしたが、本来このような場合主題は引用**にすぎず、こうしたものを「作曲」と表示するのは音楽家の間では当然でしょう。今みたいに忙しくなかったら、きちんと訴訟にして判例を出したかったところです。
  2. 全体的に「つなぎ」がぎこちないところは散見されるが、特にここが惜しい。ぎりぎりまで推敲していたらしいので、時間的に処理が間に合わなかったんでしょうね。
  3. 他のエントリーで、作曲者名を明示したら(訴状は明示しろというものであった)、今度は明示するなという要求を受けて、ようわかりません。とりあえず、直近の要求は、明示するな、なので、ここでは明示しません。
  4. 音楽における引用の認定に関しては、渡辺裕氏の論文があるようだ。(渡辺裕「音楽における引用の認定」国立音楽大学研究紀要 vol.17 PP.151-165, 1982)今度読んでみようと思う。

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