オーストリア通信などによると、1970年代に引退するまでマリア・カラスらと並び20世紀の最も偉大なソプラノ歌手の一人とされたエリーザベト・シュワルツコップさんが3日、オーストリア西部のフォアアルルベルク州シュルンスの自宅で死去した。90歳。死因は不明。
15年12月、現ポーランドのヤロチン生まれ。ベルリンの音楽学校で才能を見いだされ、38年にベルリンでオペラ歌手としてデビューした。
モーツァルトなどのオペラを得意とし、ウィーン国立歌劇場などで活躍。カラヤンやフルトベングラーといった名指揮者たちと共演し、ザルツブルク音楽祭といった欧州を代表する音楽イベントにも出演した。引退後、かつてナチスに関与した過去を認めたが、歌手生活を続けるためだった、などとしていた。 (共同)
もっとも尊敬する音楽家の一人がまた消えた。
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