これはちょっとすごいかもしれませんね。鹿児島の藤井ピアノサービスが開発した「グランフィール」。
グランド・ピアノはレピティションメカニズム1を持っているので1秒間に13〜14回同一音を鳴らすことが出来ますが、アップライトはできません。
また、グランド・ピアノは重力でハンマーが下がるため、弦を叩いてからハンマーが離れるまでの時間が短く、弦を抑えないため、豊かな倍音が出ます。これに対して、アップライト・ピアノはハンマーが横方向に動くため重力を上手く利用できず、弦をハンマーが抑えてしまい、倍音が少なくなります。その為、音に華やかさがなくなります。
これらの問題を解決したのが、藤井ピアノサービスの「グランフィール」です。これは、各ハンマーに2つのバネを装着することによって、ハンマーの動きを改善しているもので、1秒間14回の連打と、豊かな倍音を実現しています。
どのようになっているのか、NHKのこのビデオでよく分かるようになっています。
このようなアップライト機構が早く広まると良いですね。
脚注
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