私のことが、ワイヤレスニュースに出ていました。
若干補足をすると、僕が言いたかったのは、
- 「明示的な同意」というのは、既にそれが必要な段階で同意すべきものでは無い(何故なら、それは、直接的業務に不必要なデータを取得しようとしているということだから)ので「いらない」。基本的には「暗黙の同意」ベースにすべきだ。
- いたるところにカメラのある社会でのべつくまなくデータを垂れ流して歩いている現代人に対しては、取得は時・ところかまわずリアルタイムでずっと起き続けてしまう。つまり、従来に比べて「観測による取得」の比重が増える。この場合、「取得前の同意」というのは破綻していて、「利用前の同意」にシフトせざるを得ない。
- 「推測による取得(プロファイリング)」には、本人にとってメリットのあるもの、デメリットのあるもの両方ある。基礎データが取得されていることを本人が知っていて、データのオプトアウトも容易で、かつメリットが有る確率がデメリットの確率に比べて格段に高いならば、そのように「良くしてもらう」ことは本人の期待の範囲として、「暗黙の同意」がある範囲として扱って良いのではないか?一方、デメリットのほうが当該個人について出てしまった場合、企業は少なくとも通知し利用の同意を取らなければならない。
です。 「同意」が要らないなんて言ってないからねw。