松坂和夫先生

松坂先生が亡くなった。

私の師匠の一人であり、世の中的には数学の優れた入門書を多数書かれていることで知られている。腎臓を病まれて長く、お見舞いに行かなければと思いながら延ばし延ばしにしていたのだった。5日の夜、ツイートしていたら、タイムラインにこの「集合・位相入門」が流れてきた。とても良い本ですよね、と返したら、訃報を受け取った。慌ててゼミの名簿に載っているメールアドレスに確認したら、ちょうど連絡を回しているところとのことであった。4日に、元旦に受け取った年賀状に返事を書き終わり、入浴されたあと、気分が悪いとおっしゃって、わずか20分程後に息をひきとられたとのことであった。

松坂先生のご実家筋の箱根松坂屋にゼミで泊りに行ったことが昨日のように思い出されるが、よく考えるとあれから四半世紀も経とうとしている。時の流れるののなんとはやいことか。

今日の葬儀は無宗教葬であった。祭壇には松坂先生の写真と、白、ピンク、黄色の花が波打つように飾られ、「亡き王女のためのパヴァーヌ」がかけられていた。故人の意向であろうか。弔辞のあと、献花は「ブランデンブルグ協奏曲第4番」の明るい旋律にのって行われた。

先生を見送ったあと、遠くパリから戻ってきた同級生の遠藤君長谷川さんとちょっと話をした。お二人に会うのも20年ぶりではないか。あたかも先生が引きあわせてくださったようだ。その後、大橋先生、長谷川先生とちょっとお茶をして帰途についた。

西武線のホームの寒さが見に染みた。

亡き王女のためのパヴァーヌ:

ブランデンブルグ協奏曲第4番

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