New York City Touts Its API on Subway Advertisements
ニューヨーク市、市提供のAPIを地下鉄広告で喧伝
Adam DuVander, February 3rd, 2011
http://blog.programmableweb.com/2011/02/03/new-york-city-touts-its-api-on-subway-advertisements/
Riders on New York City subways are subject to all sorts of sights. For several months, that has included prominent advertisements for the MTA API, the developer program of New York City’s transit company. The ad (pictured below) includes the headline, “Our apps are whiz kid certified.”
ニューヨーク市営地下鉄の利用者は、さまざまなものを目にする。その中には、ここ数ヶ月、目を惹いているMTA APIの広告のようなものがある。これは、ニューヨーク市交通局の開発プログラムの広告だ。次の写真に見られるように、その広告は「ウチのアプリは、神童製。」との見出しを掲げている。
The full advertisement reads:
Instead of developing transit apps ourselves, we gave our info to the people who do it best. Search the web for “NY transit apps” to see what we mean.
全文はこうだ:
アプリを自分たちで作る代わりに、アプリを一番うまく書く人たちにデータを渡すことにしました。Webで「NY市営交通アプリ」と検索してみてください。そうすれば、何を言っているかわかるようになるでしょう。
The transit agency hasn’t always been so open, but it made a big turn-around over the last year. In January, 2010, MTA was the largest transit agency without open data. Shortly afterward, MTA released some data and in April it co-hosted an un-conference with Google.
市交通局は、以前からこんなにオープンなわけではなかった。大きく舵を切ったのは、昨年一年のことだ。2010年1月[訳注1]には、MTAはオープンにデータ提供をしていない最大の交通局だった。だが程なくMTAは部分的ながらもデータを出すようになり、4月にはアンカンファレンス形式[訳注2]のカンファレンスをGoogleと共催するまでになった。
[訳注1] 2010年1月にオバマ政権が発足して、米国政府はオープンガバメント(Government 2.0, Gov 2.0) に大きく舵を切った。このNY市交通局の動きもその一環と思われる。その他の事例としてはWashington D.C.の事例などが有名。オープンガバメントの哲学的背景には、民主主義の強化というような深遠なものがあるが、即物的な面には、財政が困難を極める中、これまで政府が下手くそにかつ高価にやっていたものを、民間に任せてしまうことによって財政支出を削減し、同時に市民の利便性を上げるというものがある。
[訳注2] アンカンファレンスは、オープンソースコミュニティ等でポピュラーなカンファレンスの形式で、事前のプログラムはなく、その場に集まった人たちで興味のあるトピックを出し合い、トピック毎に集まって議論してゆくもの。「カンファレンスで一番役に立つのは、通路などでの立ち話だ」という経験をもとに、立ち話の方をメインに据えた形なので、「アンカンファレンス(カンファレンス解体)」と言われる。通常のカンファレンスが旧来型ウォーターフォール形式であるのに対して、カンファレンスのアジャイル版であり、ここでは守旧派に対するアンチテーゼの意味も持っている。
Photo via New York Observer. Hat tip: David Bressler.
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