OpenID Working Groups と OpenID Connect

ちょっと openid.net のメーリスも混乱しているので整理しておきます。

現段階で計画されている working groups は以下のとおりで、v.Next と総称されています。これらは、2010/4/6 に決定されています。

· Core Protocol – Chair: Dick Hardt – Scope: active client, message verification, AX/CX/AB, OAuth, non-browser

· Discovery – Co-chairs: Allen Tom / Mike Jones – Scope: URL, acct: (e-mail address OpenIDs), active client (discovery about OP and RP)

· Attribute Schema – Chair: Joseph Smarr – Scope: How to ask for and get rich, consistent common extensible data attributes (attribute discovery)

· UX Guidelines – Chair: Chris Messina – Scope: Guidelines for how OPs and RPs provide a consistent user experience

· Policy & Certification – Chair: Eric Sachs – Scope: (Define scope)

これに加えて、最近自らを OpenID Connect と呼ぶ WG が提案されています。

これは、 FBのDavid Recordon などが牽引しているものです。
中身的には、Artifact Binding – Magic Signature – セキュリティ上の諸種の考慮という感じですね。Connect だと、LoA2 いけるのかな〜。

不幸なのは、これが v.Next のWG解説を進めている最中に突然出てきたことです。

わたしとしては、将来を見据えるものとしては v.Next と一緒になって欲しいですし、早く終わらせるんだったら Artifact Binding の中に放りこめば良いと思うのですが、Connect な人たちは、自分たちの主張が認められないならば他でやる、というスタンスです。「OpenIDが生き残るなら、これが最後のチャンスだぞ」とまで言ってきています。まぁ、FBですからね。現在最強ですからなんでもできます。FBは、OpenID Foundation に対して他にもいろいろと揺さぶりをかけてきていて、「あぁ、強くなっちゃうと、みんなジャイアン化しちゃうのね」という感じであります。

Connect の Strawman が公開される前に見たときには、「v.Next の core に入れればいいじゃん」と思ったんですが、なんか、やり方見ていて萎えてきちゃいました。

残念ですね。FB、いい感じの会社だったのになぁ。

ちなみに、Y! の Allen Tom は Connect Proposer の中に入っていますが、Connect って呼ぶのやめて、v.Next Core としてやろうよ〜、と言ってます。おんなじ気持ちですね、私は。

ちなみに、笑えるのは、Connect の Identity Model と Discovery って、David の毛嫌いしている XRI そのものなんですけど、それは秘密です w。


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