オンラインカジノに係るアクセス抑止の在り方に関する検討会中間論点整理(案)」に対するパブコメ提出(2025/8/14)いたしました

MyDataJapan から総務省「オンラインカジノに係るアクセス抑止の在り方に関する検討会中間論点整理(案)」に対するパブコメ提出いたしました

MyDataJapan より、去る8月14日に総務省の「オンラインカジノに係るアクセス抑止の在り方に関する検討会中間論点整理(案)」に対するパブコメ提出をいたしました。

この中で、

  • 通信の秘密の重要性とブロッキングの悪影響を正しく評価し、4段階(必要性・有効性/許容性/実施根拠/法的枠組み)での検証方針は妥当であるが、ただし現状で(1)(2)が満たされておらず、(3)(4)に紙幅を割くのは時期尚早で「前のめり」だと指摘
  • 諸外国の実施例は日本の正当化にならない(EUの厳格な個人データ保護・米国の強い表現の自由、日本は通信の秘密が中核)
  • ブロッキング以外の手段(クレジットカード決済の制限、関係者の検挙等)が十分に尽くされていない現状を指摘
  • 現在でもオンラインカジノは「人気海外オンラインカジノサイトベスト20」のような紹介サイト経由で日本円での決済が容易にできる状況
  • ブロッキングの実効性に疑問を呈し、VPNやスマートフォンのプライバシー保護機能により容易に回避可能であることを指摘
  • 賭博罪の保護法益だけでは通信の秘密の侵害を正当化することは困難であるとする整理案の見解を支持
  • ギャンブル依存症被害の重大性について、パチンコ・パチスロや公営ギャンブルの見直しなど抜本的対策が先決と主張
  • 「国富の流出」という理由は「海外の胴元ではなく国内の胴元に払え」という意味で通信の秘密侵害の正当化理由にならないと批判
  • IR推進法でカジノ導入が計画される一方、オンラインカジノのみ警鐘を鳴らす状況は不自然と指摘
  • 「理屈なしの例外的ブロッキング」を認めると、今後すべての違法有害情報対策がブロッキングになり、インターネット環境が大きく変わる危険性を警告

しております。

例によって、MyDataJapan 公共政策委員会(森亮二委員長)他の皆様の大変なご尽力の賜物でございます。

詳細は https://mydatajapan.org/documents/public_comments/pc2025-8-14/ より御覧ください。

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