というわけで、日本郵便の「デジタルアドレス」を取ってみよう!

デジタルアドレスを取るには

デジタルアドレスを取るには、郵便局のデジタルアドレスサイトにまずは行きます。

これを見る限り、デジタルアドレスだけで郵便物を送ることはできなさそうですね。ちょっと不便。

取得するには[取得・確認する]ボタンを押します。すると「デジタルアドレスを使うにはゆうIDへの登録が必要です」と出ます。

ゆうIDってなんだろう。ゆうびんポータルにログインできるユーザー名・パスワードは持ってるんだけどな。まずはそれでやってみるか。

おお!入れた。2019年1月に作ったやつで。

ゆうIDってそもそも何〜ゆうID規約より

どうもゆうびんポータルのユーザー名・パスワードでは入れるけれどもそれはいままでは「ゆうID」ではなかったらしく、ゆうID利用規約が出ます。

例によってめちゃめちゃ長いです。A4で28ページあります。読めませんがな。しょうがないからGemini君に読んで注意すべき点を教えてもらいましょう。

添付のゆうID利用規約に同意する際に注意すべき点は以下の通りです。

1. ゆうIDの定義と利用について

  • ゆうIDは、会員を識別し認証するための電子メールアドレスです 。
  • 会員はゆうIDとパスワード(ゆうID等)を使って、認証方法を採用しているサービスや商品を利用できます 。
  • ゆうID等を第三者に使用させたり、貸与、売買、譲渡、担保に供したりすることはできません 。
  • ゆうID等の管理責任は会員自身にあり、管理不備や第三者の不正使用による損害について、原則として当社は責任を負いません 。

2. 個人情報の取り扱いについて

  • 登録情報や会員サービスの利用に関する情報など、会員に関する情報(個人情報を含む)は、当社の「プライバシーポリシー」、日本郵政グループの「グループ・プライバシーポリシー」、および本規約の個人情報保護編に従って取り扱われます 。
  • 個人情報の利用目的は、ゆうID等の適正な管理、会員サービスのスムーズな提供、当社およびグループ各社、提携企業のサービス・商品の案内、品質改善、市場調査など多岐にわたります.
  • 会員サービス利用に伴い、必要な範囲で会員情報が提供元に提供または送信されることに事前に同意が必要です 。
  • CookieやJavaScript、Web Beaconなどの技術を利用して、閲覧履歴や端末情報、位置情報などの個人情報に該当しない各種情報が取得され、広告配信、コンテンツ配信、統計データ作成などの目的で利用されます.
  • 原則として個人情報は第三者に提供されませんが、会員本人の同意がある場合や、特典送付に必要な情報を提供する場合は例外となります.
  • 業務の一部または全部を第三者に委託する場合があります.

3. ゆうゆうポイントサービスについて

  • ゆうゆうポイントサービスはゆうID会員特典として提供され、利用には有効なゆうIDによる認証が必要です.
  • ポイントは、当社が定めるサービスの利用や商品の購入などの「ポイント付与対象事象」が発生した場合に付与されます.
  • ポイントには有効期間があり、最後にポイント数が変動した日から1年間です。ただし、期間限定ポイントや譲渡されたポイントには別途有効期間が定められています.
  • 保有ポイントは、物品やサービスとの交換、抽選への参加に利用できます.
  • ポイントの換金、虚偽の内容の入力、ポイントサービスの運営妨害、ゆうID等の不正使用、第三者への迷惑行為、知的財産権の侵害、公序良俗に反する行為などは禁止されています.
  • ポイントの貸与、売買、譲渡、質入れ、共有、担保供与は原則禁止ですが、当社が定める方法により他の会員にポイントを譲り渡すことができる場合があります.

4. サービス利用に関する責任と制限

  • 会員は自己の判断と責任において会員サービスを利用し、利用によって生じた損害や第三者との紛争は自己の責任と費用で解決する必要があります.
  • 本規約に違反した場合や不正行為があった場合、会員登録の取消しや利用停止が行われることがあります.
  • 当社は、通信設備等の障害、不可抗力、システムメンテナンスなどにより、会員サービスの全部または一部を停止、利用制限する場合があります.
  • 会員サービスは日本国内に限り提供されます.
  • 当社は、会員サービスが利用目的への適合性、完全性、バグの有無などについて一切保証しません.
  • オンラインによる本人確認が必要なサービスを利用する場合は、「オンラインによる本人確認に関する個別規程」への同意と所定の手続きが必要です.

5. 日本郵政グループにおける個人データの共同利用について

  • 日本郵政グループ各社(日本郵政、日本郵便、ゆうちょ銀行、かんぽ生命保険)は、顧客のライフイベントやニーズに合わせた商品・サービス案内のため、顧客に関する個人データを共同利用します.
  • 共同利用される個人データには、氏名、生年月日、住所、電話番号、メールアドレス、家族構成、職業、個々のお取引に関する情報などが含まれます(郵便物およびその配達に関する情報、センシティブ情報を除く).
  • 共同利用の目的は、各種サービスに関する案内、研究および開発などです.
  • ゆうちょ銀行の商品・サービス利用によって取得した貯金残高や投資信託、国債の取引情報なども、グループ各社による案内・提案に利用されることに同意が必要です.
  • かんぽ生命保険やその他の引受保険会社の保険商品利用によって取得した保険契約に関する情報なども同様に利用されることに同意が必要です.
  • 日本郵便が独自業務(郵便・物流事業、物販業務、不動産業務など)で取得した情報が、受託業務(銀行代理業務、金融商品仲介業務、保険販売代理業務など)に利用されることに同意が必要です.
  • 日本郵便が受託業務で取得した情報が、独自業務に利用されることに同意が必要です.
  • 共同利用の同意状況は、ゆうIDトップページの「お客さま情報」-「お客さまに関する情報の取り扱いについて」から確認・変更が可能です.

これらの点に注意し、ご自身の情報がどのように利用されるかを理解した上で、同意するかどうかを判断することが重要です。

個人情報の共同利用の範囲は?

なるほどですね。いろいろありますが、共同利用の範囲について気になったのでまたGeminiに聞いてみます。

日本郵政グループにおける個人情報の共同利用の範囲は以下の通りです:

共同利用される個人データ:

  • お名前、生年月日、ご住所、電話番号、メールアドレス等のご連絡先
  • ご家族、ご職業
  • 個々のお取引に関する情報
    • ただし、郵便物およびその配達に関する情報ならびにセンシティブ情報を除きます 。

共同利用する会社:

  • 日本郵政株式会社
  • 日本郵便株式会社
  • 株式会社ゆうちょ銀行
  • 株式会社かんぽ生命保険

共同利用の目的:

  • グループ各社の各種商品・サービス(提携会社の各種商品・サービスを含む)のご案内
  • お客さまのライフイベントやニーズに合わせたご提案
  • 日本郵政Webサイトで公表されている利用目的のうち、「(1)各種サービスに関するご案内、研究及び開発のため」

共同利用される追加情報(同意が必要な場合):

  • ゆうちょ銀行の商品・サービス利用に関する情報:
    • 貯金(民営化前の郵便貯金を含む)の残高、入出金、満期、為替、クレジットカード、ゆうちょPay等の決済サービス
    • 投資信託・国債の取引等預かり資産の内容や運用・検討状況等に関する情報(センシティブ情報を除く)
  • かんぽ生命保険やその他の引受保険会社の保険商品利用に関する情報:
    • 保険商品ご提案時の情報やお客さまの保険契約に関する情報
    • その他家族構成等に関する情報(センシティブ情報を除く)

これらの情報は、グループ各社による対面、電話、郵送、電子メール等を用いたご案内・ご提案に利用されます

同意しないとどうなるか

ちょっと躊躇するところだけれども、同意しないとどういう制限が出るんだろう。

添付の規約に基づくと、個人情報の共同利用に同意しない場合にどうなるかについて、直接的な記載は見当たりません。

しかし、「ゆうID利用規約」の第4条3項には「会員は、会員サービスのご利用に当たり、本規約の内容にご同意いただき、本規約に定める義務の一切について誠実に履行していただくものとし、本規約の内容にご同意いただけない場合には、会員サービスをご利用いただけないものとします。」と記載されています

このことから、個人情報の共同利用に関する同意が、ゆうID会員サービス利用規約の一部であると解釈できるため、同意しない場合は以下の可能性が考えられます。

  • ゆうID会員サービスの利用ができない: 共同利用に関する同意が、ゆうID会員サービス全体の利用の前提となっている可能性があります 。
  • 日本郵政グループの各種商品・サービスの案内や提案が受けられない: 共同利用の目的が、グループ各社からの商品・サービス案内であるため、同意しない場合はこれらの案内が受けられない可能性があります。

ただし、具体的な影響については、直接「同意しない場合」の記載がないため、日本郵政グループに直接確認することをお勧めします。

同意しないのは可能なのか?

まぁ、ちょっと問い合わせるのは面倒なので、このまま進めますか。と思ったら、一つでもチェックをはずと「次へ」行かれなかった。

しょうがないので、ぽちっとな。

おお、さらにポップアップが出て聞いてくるぞ。(最初から✔してある。オプトアウト型。)

住所確認画面とそれにつづく同意チェックボックス

完了ボタンを押すと、住所確認画面が出ます。

これで「ご利用上の注意事項へ」を押すとまだまだ同意ボックスが出ますぞ。

なるほど。デジタルアドレスを知られると住所はわかるけど、名前はわからないと。また、住所などから逆引きはできない。

デジタルアドレスを知られると住所がわかってしまうので、リスク軽減策としてデジタルアドレスを即時に削除して、住所とデジタルアドレスの連携を無効化できると。また、デジタルアドレスは再取得可能。

再び利用規約の表示

3つともチェックすると、利用規約の表示にすすみます。

あれ?さっきゆうIDの利用規約に同意しなかったけかと一瞬おもったけど、こんどはデジタルアドレスサービスの利用規約で、またもや同意が必須のものになります。今度はA4で13枚ほどですね。って、みんなこれ読めるのかな…。もうA4で50枚こえてるぞ…。

良い子はちゃんと読んで同意できると思ったら、チェックマークをチェックしましょう。そうすると「取得する」ボタンを押せるようになります。

これで、デジタルアドレスを取得できました!

「AB3-C45D」みたいな感じのアドレスです。ちなみに、これに結びついた住所はいつでも変更できるみたいです。「デジタルアドレスの管理」>「ゆうIDの住所を編集する」でいけそうです。

早速使ってみよう

現状使える場所としては郵便局アプリがあるようです。

はい。ご察しのとおりまた長い規約があります。

頑張って読んで同意して、郵便局アプリの送り状をつくる機能に行くとデジタルアドレスで入力という画面があります。ここで先程の7桁を入れると住所に変換されて送り状に入力されます。入るのは住所だけで氏名は入りません。

まぁ、結局デジタルアドレスって何かというと、

  1. 住所入力便利化ツール
  2. これを提供するかわりに住所や貯金の残高などを日本郵便グループで各種サービス案内や提案に使えるようにするツール

のように見えますね、現状。

ちょっと具合が悪くなってきたので、考察はまた別の日にやることにします。

それでは!

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