Forbes の5/22の記事によると、Facebookのスマホアプリにあなたの周りの音を聞く機能を追加する予定らしい。
当初はアメリカのみで提供される機能で、
- アプリを使って何かを書いている時に、
- ユーザがオプトインしていると、
- 周りの音をマイクを通じて聞き取って、
- それを何らかの「コード」に変換してサーバに送り、
- どんな音楽を聞いているか、どの番組を見ているかをアップデートにつける。
- もし、ユーザがそのアップデートにその情報を付けたくない場合は、そのユーザには結び付けずに、単に誰かがその音楽や番組を聞いているとしてサーバに送って保存する。
というものらしい。
まず、FBが正直だったとしよう。(やっていないと言いながら、実際にはNSAに数百万ドルでユーザを売っていた前歴があるらしいのでなんともだが。)
その場合、Twitter が得意としているリアルタイムの番組へのコメントなどのお株を奪う可能性があろう。また、視聴率調査会社もダメージを受けるのではないだろうか。調査ポイントは視聴率調査会社よりも遥かに多くなるので、サンプリングの偏り問題をちゃんと補正できれば、かなりの価値が出るものと思われる。
次に、FBが正直ではなかったとしよう。たとえば、ユーザが何かを書いていなくても音をとってサーバにそのまま送るなどだ…。これは正にビッグプラザーだね。全員にはやらないだろうが、NSAとかに言われて特定の人についてやるというのはありそうな気がする。
心配な人は、OSレベルでFBアプリへのマイクロフォンアクセスの許可を削除するなどが必要でしょうね。iOSだと、「プライバシー>マイク」で設定できます。
まぁ、チャレンジは良いのだけど、聞き取りをデフォルトONにしないことを切に願うばかりであります。