今日、United Airline に乗ったら、フルトベングラー指揮のベートーベンの第九が流れていた。ディテールも甘いし、決してテクニック的にはうまくないと思うのだが、なぜか泣けてきた。
思えば、演奏技術はずいぶん進歩した。しかし、感動を与える力はどうだろうか?指揮者だけではないだろう。苦難のときを共に乗り越えてきた人間の厚みが、合唱の一人ひとりの声からも滲み出してきているような気がする。それに比べて、昨今の演奏のなんと軽いことよ。
この50年の間にわれわれは豊かさを獲得した。平和も獲得した。しかし、引き換えに失ったものはなんだったのか、振り返ってみるべき時期に来ているのかもしれない。
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