警察庁が、違法駐車問題に関して、パブリックコメント募集中

警察庁が、違法駐車問題に関して、パブリックコメント募集しています。
基本的な路線として見えるのは、
(1) 駐車違反の日犯罪化
(2) 所有者責任 – 駐車時に運転していた人ではなく、所有者から罰金を取る。そのため、即座取締りが可能になる。
   (私が住んでいたカナダを含め、諸外国では当然の制度です。基本的には、車検証/ナンバープレートにに罰金がかかると思えばよい。)
(3) 常習者取締りのための点数制度
(4) 民間委託
です。

(1) は(2)の前提条件となりますから、当然必要。
(2)は大賛成。カナダにいたときは、5分とめたらほぼ必ず切符を切られていました。
  #でも、超急ぎのときとかは、罰金覚悟の上でとめるんです。
  #ただし、罰金はそんなに高くは無かったです。
(3) これは、必要ないと思う。点数というところが、官僚的。むしろ、罰金が、1年間の回数によって上がってゆくようにすれば良いと思います。
(4) 民間委託:これはいくつか問題があります。これらについては、しかし、ある程度検討されています。詳しくはこれから考えてゆこうと思っていますが、個人情報周りでひとつ意見があります。

  民間委託する場合、車検証のデータなどの個人情報を民間業者に引き渡すのは問題があるのではないかという話が委員から出ていますが、デジタル・アイデンティティ推進者の私からすると、この引渡しは必要ないはずです。あるいは、民間委託の範囲の問題と言っても良いかもしれません。

委託を受ける民間業者は、切符を切るところまでで、徴収は公的機関が行うべきです。そうすれば、民間業者は、違反車のナンバーだけを公的機関(おそらく警察)に連絡すればよいことになります。したがって、個人情報の受け渡しは起きないはずです。

  あと、証拠性というところでは、本当は、ナンバープレートにサイニング機能がつけばよいですね。GPS位置情報+時間情報+写真をXMLにして、それに対して、ナンバープレートに組込の非接触型SmartCard で電子署名させれば、最早言い逃れは出来ない。一方、個人情報の漏れは全く無いし、良いと思うのですが…。

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