DoCoMoの迷惑メール対策ページ「迷惑メールについて-メールアドレスの変更」に不正確な記述がある。
「注意 RFCに準拠しています。」と書きながら、
「.」(ピリオド)をアドレス内で連続使用したり、アドレスの最後に設定すると、一部のプロバイダとメールを送受信できない場合があります。
と書いているのだ。
賢明な諸兄はもうお気づきと思うが、メールアドレスを規定したRFC2822では、こういったアドレスは無効としている。ピリオドを使うためには、そのピリオドは必ずatext(英数字と若干の記号:詳細はRFC2822を参照のこと)で囲まれなければならないから、2つ連続のピリオドとか、アドレスの最後のピリオドとはRFC違反となる。つまり、上記の文書は、
「.」(ピリオド)をアドレス内で連続使用したり、アドレスの最後に設定してはいけません。
と記述しなければならないのだ。
以前の記述では、「.」をアドレスの最後に設定することを推奨していたようだからそれよりはマシだが、相変わらず正しい情報を伝えていない。また、なぜ届かないのかというような問い合わせを受けるプロバイダーも多いだろう。
一般の人が国際規約(RFC)を読むことなど考えられない。NTT DoCoMo は自らのユーザに、少なくとも間違ったことを教えないようにしなければならない。