香爐峯の雪

霞立つ 夜明けの森の 遺愛寺の 時を告げたる 静寂(しじま)の鐘や 霞立つ 夜明けの森に 木霊する 遺愛寺の鐘 静かなるかな 「香爐峯の雪は簾を撥げて看る」というのは、枕草子に出てくる一節。中宮定子が「香炉峰の雪、いかならん」と尋ねたのに対して、清少納言が簾を上げる有名な場面。 …

さらに表示 香爐峯の雪

あけましておめでとうございます

訪うひとの 愛でたる花の 手桶をば 真白き雪の 曙に措かむ うーんしかし、ここ3日ほど寝込んでいて、ミレナリオにも行けなかった。ことしで最後だというのに。まだ行けば間に合うのかもしれないが、ようやく息が普通にできるようになってきたところで、今行ったら墓穴を掘るな。やめよう。 残念…

さらに表示 あけましておめでとうございます

二十年

病より降り積もりたる二十年(はつとせ)を 今ゆっくりと溶かしつつ居り もう年の瀬だ。月日が経つのがはやい。振り返ってみると最初にがんセンターに行ったのが20歳の3月24日だから、いつの間にやら、病に倒れてからかれこれ20年がたとうとしている。 ところで、今年で東京ミレナリオは休止…

さらに表示 二十年