マイナンバー詐欺を初確認〜70代女性、数百万円の損害

消費者庁の6日の発表[1]によると、マイナンバー制度をかたる電話をうけた南関東の70代女性が9月までに、現金数百万円を支払わされる被害にあったらしい。 手口は、以下のとおり。 公的な相談窓口を名乗る人物から、電話で偽のマイナンバーを伝えられる。 別の男性から「マイナンバーを貸して…

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無情社会と番号制度~ビクトル・ユーゴー「ああ無情」に見る名寄せの危険性(2)

前回は、インターネットとあまねく広く使われる番号(汎用識別子)制度を組み合わせると、「だれでもジャヴェル警視状態」になってしまい、結果的に「無情社会」を産んでしまう可能性があることを論じた。今回はそれに加えて、もう一つのインターネットの特性「断片的な情報」と「汎用識別子」の組み合…

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無情社会と番号制度〜ビクトル・ユーゴー「ああ無情」に見る名寄せの危険性

人は忘却する動物。それが許しにつながる。人はそれを前提に行動する。だがインターネットは忘れない。「ああ無情」のジャヴェル警視のように忘れない人を非情といい、その被害を無情という。インターネットへの、「汎用不変番号」に代表される識別子の不注意な導入・利用はインターネットを誰でもジャヴェル化する。そして、そこに現れるのは、「無情社会」なのである。

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