停電で始まった一日

お盆の真っ最中、電車はガラガラのはずだったのに、意外とそうでもなかった。停電で振替輸送の人が結構いたのではないだろうか。中央線は止まらなかったので。

139万世帯に対して給電が止まった。バックアップがあるとのことだが、実際には一本の鉄塔を通っている。これではもちろんバックアップにはならない訳で。。。東京の都市機能を麻痺させるには、何本かの鉄塔を爆破すれば良い訳だ。意外と脆弱な都市基盤だなと改めて考えさせられました。

インターネットは一頃の大手町KDDビルとNTTビルを破壊すればおしまいだった状況から脱却しましたが、足下を見ると、もっと根源的な電力がこんなに脆弱な状態にあるとは。東京電力の担当者が、バックアップ系統はあり、落雷などによって両方が破壊されることはまずないのでと話していたが、テロとか今回のような人為的なものは考えていないというのが逆に明らかになったような気がしました。そろそろ、そういう平和になれきったぬるまゆから脱却すべき時期に来ているのではないでしょうかね。

ところで、明日は8月15日だ。小泉首相は靖国参拝をするらしい。
今日はこのからみで、2時間くらいいろんな放送局の報道を見てきたが、まとめていうと

(1)靖国への合祀は国がやってきた。A級戦犯に関しても然り。従って国は責任がある。
(2)A級戦犯の名簿を靖国に送ったのは、厚生省の担当部局(主に旧軍人によって構成されている)の独断で、上層部には報告されていなかった。(筆写注:おそらく止められると考えてのことだろう。)いわば、正当な機関決定を受けていないある意味暴走/謀略。
(3)受け取った当時の宮司(旧皇族)は、これを見破り棚上げした。
(4)しかし、次の宮司の松平氏(旧軍人)は、これをまた、それまでの慣習を覆し、ごく少数の決議だけで合祀した。(筆写注:きちんとした、通常のプロセスを通すと、通らないと考えたからだろう。)
(5)最初に分祀論をだしたのは、当時の官房長官の野中広務氏。彼は、国が設立したそもそもは宗教法人でもない神社で、国が送った名簿によって祀られているのだから、国は責任がある。政教分離というが、これは特殊な事例であり、踏み込むべきであると一石を投じたという。(筆写注:正しいと思う。そもそも、宗教法人化したのはGHQの下での生き残り対策でしかない訳だから。)

ちょっと睡眠薬が効いてきたので、今日はここまで。

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