戦場の雲

戦場に積もり行きたる苦しみの過ぎたる日々の消え行きし雲

糸数(沖縄・玉城村)の真っ暗な地下壕(アブチラガマ)の中を1時間くらいかけて歩いた。中は懐中電灯があっても足元が危ないような場所だ。ここに600人以上の人々が閉じ込められて、ガソリンを流し込まれて焼かれたりなどして行った苦しみは、想像することすら叶わない。

真っ暗な壕を出てくると、春の日の中に夕暮れの雲が流れて消えて行った。

「戦場の雲」への0件のフィードバック

  1. 【短歌】 ゆらゆらと生きるかなしみ憐れみの大地の悲鳴うくし沈みぬ
    受難へとつきすすみゆく如月の聖なる愛は今はいづこに
    桜咲きめぐりゆくかなこの季節ゆれる地面にゆらぎわすれる
    ぼんやりと流れゆく息ながむれば受難の季節おとづるる春
    ゆらゆらと生きるかなしみ憐れみの大地の悲鳴うくし沈みぬ
    ひねもすは淡淡としてながれゆく大き…

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

*

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください